花咲く着物女子

格式高い着物レディー

お茶会に

洋服が浸透し「着物=高価」なイメージで着る人も機会も減ってきているのはとても残念な事です。そんな世の中とは逆に私は高価と言われる振袖については元が取れる位に着ていました。と言っても普通に会社勤めをしていたので、普段着という訳では勿論ありませんでした。タイトル通り茶道を習ったり御呼ばれした際に着ていたのです。

茶道は会社の茶道部でしたが、初釜やお茶事、文化祭でのお茶席などもあって年に数回着る機会があったのです。初めて先輩に「初釜」なるものに御呼ばれした時は普通にお茶会に行くイメージでしたので、入社した当初で振袖しか持っていなかった私は何も考えずに振袖で行ってきました。本当は訪問着や色無地を着るのだということは茶道部に入部してから教えてもらった訳ですが、年に数回着物を着る機会があるからにはお茶用のがいるということで、ボーナスでお手頃な値段の色無地と帯を購入しました。

そして着る機会が増えてくると、そのうち自分でも着れるようになりたくなり、着付けの先生をしている従姉妹に習いに行くことになりました。これだけでもおそらく普通の人の倍近く着ていたのではないでしょうか。しかもその内、色無地だけでは物足りなくなり、訪問着や練習用に付け下げまで買ってしまいました。入社して数年経ってくると学生時代の友人の中には結婚する者も出てきました。6人グループだった私達の取り決めで、嫁に行っても行かなくても披露宴には振袖で出席することになっていました。入社する時点で既に5回振袖を着ることが決まっていた訳です。

しかも私は遅い方でしたので、会社の先輩や同期の結婚式にも独身の間に御呼ばれしていましたので、その度に振袖を着ておりました。寿貧乏だった私は、大抵着付けを従姉妹にお願いしていたので、その従姉妹に「これだけ着ればこの振袖も本望ちゃうか」言われる程でした。私もそうだなあと思ったものです。ですが、当然元を取るために着ていた訳ではなく、その振袖が大好きだったのです。両親に成人式の為に買ってもらったのですが、一目で気に入り、まず成人式前のお正月にデビューさせました。

それから卒業するまでは毎年正月にも着ていたくらいで、会社に入ってからはなんとなくバタバタしていたので、その内結婚式に御呼ばれするようになってからはこれ幸いと喜んで着て行っていたのです。ドレスとは違う日本の衣装である着物は、色目や柄行きなども洋服とは違う良さがあるので、披露宴などでは華やかになると喜ばれていました。この良さを知る人がもっともっと増えればよいと思います。